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債務整理の基礎

1.債務整理とは

 簡単に説明すると、「借金を整理する」ということです。
 平成22年6月に改正貸金業法が完全に施行され、借入金額の総量規制がされるなどして、多重債務に陥っている人口は激減しました。
 しかしながら、借金の問題を抱えている人は現在も大勢します。
 では、そのような方が借金を整理したいと思ったときにどのような方法で整理する事ができるのか、簡単に説明したいと思います。これから、借金を整理する方法を「債務整理」と言います。

2.債務整理の種類について

 債務整理には、任意整理・破産・個人再生・過払金返還請求と大きく4つの方法があります。
 相談にこられる方で、勘違いをされているのが多いのが、「お金を返せなくなったら破産しかない」と思われている方です。
 しかしながら、過去の借り入れで過払金が発生していて返済をしなくても良いケースや大幅に債務が圧縮して返済ができるようになるケースもあります。財産を手放して破産しかないと思い込まないで、まずはご相談ください。

 下記に簡単な表を作成しました。ご自身がどの手続がを取りたいのか、ひとつの目安にもなるかと思います。その上で、その各手続について、個別検討をしていきたいと思います。
ああ

ああ1ああ気になる事項1任意整理1成1破産1年1個人再生1過払金返還
ブラックリストに載らないああ×ああ×ああ×ああ
借金を帳消しにしたいああ×ああああ×ああ
債権者ごとに個別の対応をしたいああああ×ああ×ああ
財産を手放さなくてよいああああ×ああああ
裁判所の手続が要らないああああ×ああ×ああ
官報に載らないああああ×ああ×ああ
債権者の同意が要らないああ×ああああああ
会社に黙って手続ができるああああああああ

任意整理の事について見る ⇒ 『任意整理について

破産の事について見る ⇒ 『破産について

個人再生の事について見る ⇒ 『個人再生について

過払金返還の事について見る ⇒ 『過払金返還について

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