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成年後見

成年後見制度について

成年後見制度について詳しく知りたい方は「成年後見の基礎」をご覧ください。
 

本人からの相談

[check] 現在、ひとりで暮らしているが、漠然と将来に対して不安がある。自分が認知症などにかかってしまった時にどのような施設に入りたいかや近所付き合いはどのようにしたいか、死後どのようにしてもらいたいか等、あらかじめ自分の意思がはっきりしているうちに決めておきたい。

[check] 現在、ひとりで暮らしているが、いつ倒れるかはわからない。孤独死は嫌だ。定期的な連絡や面談に来て欲しい。また、自分が倒れたときの世話をして欲しい。

[check] 先日、病院でアルツハイマー病と診断された。今からでも自分の意思で最後まで悔いのない人生を謳歌したい。

[check] 使うはずもない高額な健康器具を頼まれると断れずについ買ってしまう。誰にも相談できず今後が不安

[check] 私が死んだり、認知症になったときに知的障がいのある子供の将来が心配。また、私自身の生活の事も不安

関係者からの相談

[check] 統合失調症の親族がいるので後見人なってあげたい

[check] 統合失調症の親族がいるのでなんとかサポートをしてあげたいが、自分の生活だけで精一杯で(もしくは遠方のため)サポートできない

[check] 認知症の父の不動産や株式を売却して入院費などにあてたい

[check] 知的障がい者の施設を経営している。障害者年金を親族が管理しているが入所費用やレクレーションの費用を払ってくれないので困っている

[check] 近所に統合失調症の方がいる。心配なのでなんとかサポートできないか

[check] 後見人をしているが後見人を代わって欲しい。

以上のような悩みを抱えている方はご相談ください!
(ご相談はこちら

 成年後見業務とは

 私が初めて後見人になったのは、ある高齢のご夫婦でした(夫婦での受任でしたが、今回は奥様のお話をします)。認知症については書籍等で理解をしてたつもりでしたが、実際に認知症の方とお会いして、直接お話するのは始めてでした。 

 当初、お会いして話してみると、ご主人は警戒をされていましたが、奥様は気さくに軽妙に話をして下さいました。それは、本当に流暢で後見類型なのかな…とすら思いました。

 しかし、後日、病院に立ち寄った際、笑顔で対応をして下さるもののすっかり忘れておられました。あまりの出来事につい、「わすれちゃった?」と聞いてしましました。今思えば、なんとも配慮の足りない発言でした。それにもかかわらず、奥様は「ハンサムな顔は忘れへん」とおっしゃり、いつものように笑っておられました。私は、この方の権利擁護のために後見人になることを決心し、後見の申立てを行い、初めての後見業務が始まりました。

 就任して、金融機関や市役所等の関係機関に後見の届出を行った後、初めて行う業務は、財産と収支の調査です。預貯金通帳などの財産の確認をして財産目録を作成します。さらに預貯金通帳や入院費の明細などから収支を明らかにして収支予定表を作成します。

 これらを原則として就任後1ヶ月以内に裁判所に報告(提出)して成年後見人としてはじめての就任報告業務を終えました。

 そして、ご夫婦の継続的な見守り業務が開始しました。心配してくださっている民生委員やご近所の方からの問い合わせに対応したり、自宅にある自動車の廃車手続きをしたり、キーパーソンとなる親族と連絡を取ったり、月一度の定期面談では、透析中でもお話をしていただけることもありました。

 しばらくして、病院から「奥様の様態が悪化したから病院に来て欲しい」と電話があり、急いで病院に駆けつけました。病状や今後の対応を確認して、そのまま、救急車で一緒に手術ができる病院に同行、手術をおこない何とか一命を取り留めました。この時、当初、私の事を警戒していたご主人から初めて感謝の言葉をいただいた事が忘れられません。

 手術後、奥様はまたご主人のいる病院へ戻る事になりました。夫婦は一緒にいるのがいいとの考えに病院の地域連携室の方も賛同し協力してくださり、早期にご主人と同じ部屋になる事もできました。

 しかし、しばらくしてからまた急変が起こり私の奥様の後見業務は終わりました。本当に短い期間でしたが、たくさんの思い出をもらいました。

 後見業務は大変です。金銭の管理だけでなく、病院からの緊急連絡の対応、近隣からの苦情の対応、施設の対応、社協等の関係機関と連携、協力的な親族がいない場合には逝去された後の事まで対応しなければなりません(法律上は成年後見人は本人が亡くなったら時点で権限が無くなりますが心情的にほったらかしにはできません)。しかしながら、やりがいのある仕事で、私は好きです。

 取り巻く制度が複雑になり、支援が必要にもかかわらず支援の受け方を知らずに孤立した生活をしている方もお見かけします。
 また、テレビのニュースなどでよく高齢者をターゲットにした犯罪や消費者被害の報道もされています。
 もし、成年後見制度でお困りごとやお悩みごとがあれば、まずはお気軽にご相談下さい。ご協力させていただきます。

※ 後日談ですが、「ハンサムな顔は忘れへん」というのは奥様の決まり文句でした。ハンサムじゃないから忘れられたわけではありません。

画像の説明
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 ご依頼者のためにお手伝いできる成年後見業務は大きく3つの種類に分類されます。

  • 任意後見契約の締結
  • 成年後見申立てのお手伝い
  • 成年後見人への就任

○任意後見契約の締結

[check]本人に判断能力がある。

[check]これからのことを決めておきたいので任意後見契約を締結したい

[check]任意後見人には当事務所の司法書士が就任したい。

 このような場合には、司法書士が任意後見人として、財産の管理等に関して委任契約を締結させていただきます。
 なお、一人一人に誠意をもって対応をしたいため、私がお受けできる人数には限りがございます。お早めにご相談ください。

利用の流れはこちらから↓
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成年後見申立てのお手伝い

[check]すでに本人の判断能力がない(減少している)。

[check]銀行や相続の手続の際に成年後見人の選任が必要と言われた。

[check]成年後見人には親族が就任したい。

 このような場合には、成年後見の申立てについて書類作成等のお手伝いすることができます。

利用の流れはこちらから↓
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成年後見人への就任
[check]すでに本人の判断能力がない(減少している)。

[check]銀行や相続の手続の際に成年後見人の選任が必要と言われた。

[check]成年後見人には当事務所の司法書士がなって欲しいてほしい。

 このような場合には、司法書士が成年後見人に就任して、財産の管理、医療費の支払い等、必要な法的続きをさせていただきます。
  なお、一人一人に誠意をもって対応をしたいため、私が受任できる数には限りがございます。お早めにご相談ください。

利用の流れはこちらから↓
画像の説明

  • 任意後見 
    実費(公証人費用など) 金20,000円程度
  • 法定後見制度(申立書類作成) 
    実費(印紙代など)   金10,000円程度
    *鑑定を求められた場合には別途金5~10万円が必要になります。

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