相続登記を放置するデメリット
親として、後に子どもに迷惑をかけないためにも
不動産を相続された後、相続の登記せずに放置されている方を多くお見かけします。
では、相続登記をせずに放置しておくとどうなるのか。
相続登記を放置するデメリット
- 相続が複数発生し(相続人が死亡する)、相続人の数が増えて面識のない遠縁の親族が相続人になり、その者の協力を得ることが困難になるかもしれません。実際、相続人の子ども達が苦労している局面に何度も遭遇しています。
- 相続人に、行方不明者、認知症の方が出てきて不動産を相続する事自体が困難になるかもしれません。(認知症の方に後見人が選任されると原則としてその後見人は法定相続分の取得を主張します。)
- 当然、相続人が増えるということは相続登記に必要な書類も増え、費用も高くなります。
- 不測の事態が起こったとき、不動産賠償がすぐに受けられないかもしれません。
- 他の相続人に勝手に不動産を処分されるかもしれません(相続人は外形上、法定相続分の持分を有しています)。
- 相続の登記を放置していた事により、相続に必要な書類が保存期間が経過して入手できず、余計な費用がかかるかもしれません。
今は「価値がない」と思われている農地や山林も、今後どのような開拓がされるかはわかりません。その際に相続人は協力してくれるでしょうか。
売却や担保に入れる事もないから・・・といって放置するのではなく、不動産を相続されることが相続人間で決まったら、相続の登記はお早めにされることお勧めします。
当事務所では相続登記のご相談も承っております。是非、当事務所までお気軽にご相談ください。(ご相談の流れ)